鹿目まどか | みんな、見て! また、ソウルジェムが少し光ってる! |
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佐倉杏子 | 本当だ……やっぱり何かの魔力に反応して輝くみたいだな。一体どんな意味があるんだ? |
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巴マミ | ソウルジェムのことはわからないけど――それより結界の見つけ方のほうが驚きたわ。 |
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あんな遠い場所から感知して見つけ出せるなんて!私たちでは信じられない力よ。 |
美樹さやか | [主人公名]、あんたはすごいっ! これでついに、退屈な魔女探しから解放されるっ!! |
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巴マミ | もう、美樹さんったら。ダメよ。すぐに現場に集まれるようにパトロール自体は続行です。 |
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佐倉杏子 | でも、見つけるよりもさ、戦いがぐっと楽になったほうがデカいと思うぜ。 |
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巴マミ | それは言えるわね。 |
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[主人公名]さんが入ったことで連携の効率が上がったのは間違いないわ。 |
美樹さやか | お? いつもうるさい杏子が、今回ばかりはやけに素直に認めたじゃん。 |
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鹿目まどか | [主人公名]ちゃん、すごーい!! |
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キュゥべえ | [主人公名]は大活躍のようだね。まさに、君の思惑通りというわけだ。暁美ほむら? |
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暁美ほむら | 何のことかしら? |
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キュゥべえ | とぼけても無駄だよ。[主人公名]の能力のことさ。 |
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あれは、新人の魔法少女が何の理由もなく、いきなり使えるものではない。 |
かなり以前から、誰かの介入があったとしか思えないね。 |
君の魔法の仕業なんだろう?おそらく、時間を操ることができる能力だと思うんだけど。 |
これまでの戦いを観察させてもらっていて、うすうす気づいてはいたのだけど、彼女の登場で確信したよ。 |
暁美ほむら。何度も時間を繰り返して、[主人公名]の能力に干渉していたんだね? |
暁美ほむら | ……。あなたには関係ないわ。 |
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キュゥべえ | まあね。だけど、なぜこんな手間のかかることをしたのか、興味はある。やはり、ワルプルギスの夜かい? |
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暁美ほむら | あの最大の魔女に勝つことは……私ひとりでは無理。 |
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悔しいけど、あなたが言った通りだったわ。 |
キュゥべえ | 別の時間軸の僕はそんなことを言ったのかい? 興味深いね。 |
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それで、[主人公名]の力を利用するために、時間遡行を繰り返してきたってわけだ。 |
大したものだよ。彼女の本来の力を引き出して、覚醒させたと言っていいのかな? |
あの力を持った彼女と今の君たちならば、ワルプルギスの夜にさえ勝てるだろうね。 |
今の君たちなら、だけど。 |
暁美ほむら | ……それは、どういう意味? |
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キュゥべえ | 別に。深い意味なんてないよ。それより、君にはつくづく驚かされるよ、暁美ほむら。 |
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[主人公名]の力をあそこまでにするには、それこそ何度もの時間遡行が必要だったはず。 |
普通ならば、もっと早い段階で絶望を感じてるはずなんだけどね。 |
今の僕でも驚いてるんだから、きっと過去の僕にも想定できなかったことだろう。 |
暁美ほむら | 回りくどいわね。 |
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キュゥべえ | わかったよ。ただ、これだけは言っておこう。 |
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君がやり直そうとした時間軸、それはどんなにあがこうとも、しょせん因果律の上に成り立っているものなんだ。 |
暁美ほむら | あなたは……あなたはまた何かを企んでいるというの!? |
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キュゥべえ | 企む? それは違うよ。人聞きが悪いな。僕はお互いの利害に無関係なことを言わなかっただけに過ぎない。 |
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別時間の僕と君たちの関係だってきっとそれでうまくいっていたんだろう? |
なんであれ、ワルプルギスの夜が現れたときに、君のやったことが正しかったかどうかはっきりするだろう。 |
暁美ほむら。君の考えがうまくいくか、楽しみにしてるよ。 |