鹿目まどか | 無事魔女は倒せて、病院も上条君ももう安全!……よかったね、さやかちゃん。 |
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美樹さやか | ……うん。よかった。恭介が助かって、本当によかったよ。 |
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巴マミ | さあ、これですべてが無事に済んだわ……といいたいところだけど、まだ一つやり残したことがあったわねー? |
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鹿目まどか | やり残したこと?そんなこと、ありましったっけ? |
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佐倉杏子 | いやだ、忘れちゃったの?お友達が無事だったあかつきには、美樹さんが告白するって約束よ。 |
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美樹さやか | え!? え!? え!?ちょっと待って!え、あれって本当にやるの!?! |
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巴マミ | するに決まってるじゃない。今さらしらばっくれたりしてもダメですからね。 |
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佐倉杏子 | お、おいおい……本当にさやかに、その……彼氏を作らせんのかよ? |
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巴マミ | 当然じゃない! それに…… |
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好きな人がいるなんて……それだけで幸せなことなのよ。私たち魔法少女には、ね。 |
だから、絶対にがんばってちょうだい私、真剣に応援するわ。 |
美樹さやか | マミさん……ありがと。 |
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鹿目まどか | やったぁ!さやかちゃん、がんばってね。 |
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巴マミ | たきつけておいてなんだけど、とってもロマンチックな感じなってきたわね。ふふ……佐倉さんもそう思うでしょ? |
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佐倉杏子 | えっ?! あ、ああ、そう……なのかな?さやかに……彼氏、かぁ…… |
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巴マミ | ??? なぁに、気のない返事ね。どうかしたの? 美樹さんに彼氏ができると何か困るのかしら? |
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佐倉杏子 | べ、べつに何もねえよっ!あるわけ……ね、ねえだろっ。ががが、がんばれよな、さやかっ! |
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美樹さやか | 杏子もそう言ってくれるんだ?……ありがと。えへへ、なんか、まいっちゃったな。 |
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佐倉杏子 | あ、ああ。アタシも、お、応援するよその、がんばれ……よ。 |
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暁美ほむら | ……ねえ、美樹さやか。まさか、本当に告白する気? |
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巴マミ | ……なーに? 暁美さん、何かまた文句でもあるのかしら? |
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暁美ほむら | 文句なんてあるわけない。ただ、あまりにも私の予期しないことが起こり続けている。 |
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詳しいことは説明してもわからないでしょう。でも、お願いだからこれから起きる戦いを甘く見ないでほしい。 |
この未来はもう私の予測の範疇にない何が起こるかわからない。その証拠に…… |
私の知ってる美樹さやかなら、告白なんて真似は絶対にしないはずだし、その病院の男の子ともうまくいかない。 |
鹿目まどか | ちょ、ちょ、ちょ、ほむらちゃん!ちょっと何を言ってんの! そんなこと言っちゃダメだよ! |
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暁美ほむら | 多少のことはどうでもいい。だけど、もうワルプルギスの夜はすぐそこまで近づいているのよ。 |
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あの最凶最悪の魔女に勝つために、せめて浮かれるのだけは控えたほうがいい。 |
佐倉杏子 | コイツ、たまに口を開くかと思えば、ろくでもねえことばかり! さすがに今回は許せねえ。さやかに謝れっ! |
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暁美ほむら | まだ、わからない? 佐倉杏子、あなただってそんなに皆に気を使うようなことをするはずがない。 |
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だいたい、よくわかってるはずよ。魔法少女に普通の恋愛などありえない。そんなもの、不幸になるだけ。 |
だから、戦うことに集中して。ワルプルギスの夜に備えて欲しい。 |
鹿目まどか | もうやめて、ほむらちゃんっ! |
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最近のほむらちゃん、変だよ。さっきからおかしなことばかり言って。さやかちゃんやみんなを傷つけてるっ。 |
……大きい声出してごめんなさい。でも、やっぱりほむらちゃんがひどいと思う。 |
……行こう、みんな。今日のほむらちゃん、たぶん疲れちゃってるんだよ。 |
さっき病院で一緒だったときも、わたしが弱いせいでずいぶん負担かけちゃったし…… |
巴マミ | ……そうね。今はここにいても喧嘩になるだけだし、鹿目さんの言うとおりにしましょう。 |
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暁美ほむら | ……。 |
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……なぜなの?なぜ、まどかが私にあんなことを言うの……? |
まどかは、わかってないのよ。これから起こる戦いがどれだけ危険なのか。 |
そして、私がどれだけあなたを心配してるのか……。 |