鹿目まどか | さやかちゃん、杏子ちゃん、……こんなの、こんなのってないよ。酷すぎるよぉ。 |
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暁美ほむら | ……やはり、美樹さやかを助けることはできなかった。 |
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でも、佐倉杏子まで失うというのは、私にも計算外だった。……まずいわ。 |
これで、ワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女の数は、たったの4人になってしまったわね。 |
巴マミ | やめてちょうだいっ!今はワルプルギスの夜のことなんてどうだっていいでしょ! |
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仲間が……、大切なお友達が、死んだのよ……。 |
暁美ほむら | ……そうね。ごめんなさい。いま言うべきことじゃなかった。 |
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[主人公名]、こっちに来て。 |
哀しみに暮れている暇はないわ。ワルプルギスの夜に、私たち残った4人だけで勝つことはできるかしら? |
このひとつ前の世界では、6人全員がそろっていてもダメだった……。 |
でも、それはまだあなたの能力が、まるで開花していなかったからだと思う。 |
今度は違うわ。あなたの、私たち魔法少女の力を増幅する力は覚醒している。充分に勝ち目がある。 |
[主人公名]、頼むわね。今度こそ、ワルプルギスの夜を倒して、まどかを救って! |
『―それから数日後―』 |
『―ワルプルギスの夜との決戦―』 |
鹿目まどか | ほむらちゃん!ほむらちゃん、しっかりして! |
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暁美ほむら | まどか……? まどか、なのね。まだ、生きていてくれたのね……。 |
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鹿目まどか | 大丈夫、ほむらちゃん!? いま[主人公名]ちゃんが戦ってくれているよ。あとは…… |
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わたしたちにまかせて! |
ワルプルギスの夜はわたしたちでやっつけるから。ほむらちゃんは、何も考えないで、ここで休んでいてね。 |
えへへ、本当にわたしって、最後の最後までダメな子だね。 |
わたしがこんな調子だから、あの時さやかちゃんと杏子ちゃんも助けられなかった……。 |
……許してね、ほむらちゃん…… |
わたし、がんばるから!必ずワルプルギスの夜をやっつけて、ほむらちゃんを助けるからね。 |
だから、少しの間だけここで待っててね! |
暁美ほむら | (また、なの……。また、運命を変えられず、同じ過ちを繰り返さなくちゃいけないの……) |
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([主人公名]の力は覚醒させてた。あの時とは、明らかに違っていたはずなのに!) |
(やはり、4人だけでは……人数が足りなかった?!) |
(もう……原因は、それしか考えられ、……ない。それでもダメなら、もう……) |
(もう一度だけ、時間を、始まりまで戻す! 待っててね、まどか。私は諦めないから) |
(私は何度でも、何度でもやり直す。必ずあなたを、――私のただひとりの友達を守ってみせる!) |
――そして、私は小盾を操作して、 時間を巻き戻した―― |
――必ずワルプルギスの夜を 乗り越えることができると、 必死に自分に言い聞かせながら―― |