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| ランク | 経験値 | コイン | ﾊﾞﾗｴﾃｨﾁｹｯﾄ |
|---|---|---|---|
| S | 130 | 900 | 12 |
| A | |||
| B | |||
| C | |||
| D |
| キュゥべえ | ……で、いまマミが作ろうとしているものが、そのマカロンなのかい？ |
|---|---|
| 巴マミ | キュゥべえ、いまは話しかけないで！ あーん、どうしても焼き上がりの生地がへこんじゃうなぁ。 |
| マカロンって、お店であんなに高い値段でしか売ってないわけよね。こんなにレシピの注意事項が多いなんて。 | |
| どうしてうまくいかなのかな？ やっぱり家庭用のオーブンだと火力が違うのかしら？ それとも材料？ | |
| もー、これじゃあ美樹さんに教えるどころか、お手本も作れないじゃない！ | |
| ……まいったな。マカロンって焼いたら最低でも一日は寝かさないといけないし、とても時間が間に合わない。 | |
| ふえーん、先輩としての威厳がかかってるのにぃ。なんでよりによって、こんな難しいオーダーが出るよのぉ。 | |
| うぅ、どうしよう？ このままじゃまずいわ。絶対にマカロンなんて完成しない。 | |
| かといって、いまさらになってできませんなんて、美樹さんたちに絶対言えない……。 | |
| キュゥべえ | やれやれ、どうやら僕はここにはいないほうがいいみたいだね。もうすぐ、まどかたちが来るのかい？ |
| 巴マミ | （んー、どうしよう、どうしよう、どうしよう……） |
| キュゥべえ | これは話しかけても無駄なようだね。それじゃあ、僕はまどかたちでも迎えに行くとしよう。 |
| 巴マミ | よし！ こうなったら、なりふりはかまってられないわ！ |
| だって、だって……。 | |
| 私は、可愛いあの子たちの、頼れる先輩なんですものっ！ |
| 鹿目まどか | でも、マミさんがいてくれて本当によかったね、さやかちゃん。 |
|---|---|
| あのあと、パパに聞いてみたんだけど、マカロンって作るのすごい難しいんだって。 | |
| 美樹さやか | まどかのパパが難しいって、そんなに厄介なの？ |
| 鹿目まどか | うん。作り方のレシピはあるらしいんだけど、いざ作るとなると一般人にはかなり難しいんだって。 |
| 美樹さやか | へえ。じゃあさ、もしかしたらマミさんでも作れなくて、いま頃すごく困ってたりして？ |
| 鹿目まどか | やだ、さやかちゃんったら。変なこと言ってないで、早くマミさんとの待ち合わせ場所に行こうよ。 |
| 美樹さやか | なーに、約束の時間には余裕があるから大丈夫。それよりマミさんへのお礼は何買って行こうか？ |
| 鹿目まどか | そうだね。お菓子作ってもらってるのに、お菓子を買っていくわけにいかないしね。何にしようか？ ……あれ？ |
| キュゥべえ | やあ、まどかにさやか。 |
| 美樹さやか | キュゥべえ？ どうしたの、こんなところにいるなんて。マミさんのところにいるんじゃないの？ |
| キュゥべえ | それがマミの家にいても邪魔者扱いされちゃってね。だから、君たちを迎えに来たのさ。 |
| 鹿目まどか | マミさんがキュゥべえを邪魔に？ 何かあったの？ |
| キュゥべえ | 事情はなんとなくわかるんだけど、それは僕の口からは言えないね。本人に会って確認すればいい。 |
| 美樹さやか | なにそれ？ |
| 鹿目まどか | ねえ、さやかちゃん。あれ見て。あれってマミさんだよね？ |
| 美樹さやか | 本当だ。何してるのかな？ あそこって有名な洋菓子屋さんじゃん。何か買ってるみたいだけど。 |
| 巴マミ | さて、美樹さんへのお手本用のマカロンは、これでよし、っと。 |
| マカロンなんだから色とりどりにしたいけど、やりすぎるとまずいわよね。これ以上の失敗は許されないわ。 | |
| もし美樹さんに、「この色、どうやって作るんですか？」なんて聞かれたら、答えられなくなるし。 | |
| 美樹さやか | あたしがどうかしたんですか？ |
| 巴マミ | み、美樹さんっ！ それに鹿目さんも！ やだっ、どうしてここにいるの！？ |
| 美樹さやか | あたしたちはマミさんと会う前に何かお礼でも買っていこうかと思って。早めに会ってたんです。 |
| 鹿目まどか | それよりマミさんこそ、こんなところで何をしてるんですか？ |
| 巴マミ | えっ！？ えっと、えっと、その……。 |
| 鹿目まどか | ……マミさん。いま買ってるそのお菓子……マカロン、ですよね？ |
| 巴マミ | あっ！？ えっと、そのっ、これはその……。 |
| 鹿目まどか | いま頃、市販のマカロンなんて買ってどうするんですか？ |
| 美樹さやか | あー？ もしかして、本当はマカロンがうまく作れなくて、市販品でごまかそうとしてましたね？ |
| 巴マミ | ！？！ |
| 美樹さやか | なーんちゃって。ごめんなさい、マミさんに限ってそんなせこい手を使うわけないか―。 |
| 鹿目まどか | もう、さやかちゃんったら。本当に失礼だよー。ねえ、マミさん。……あれ？ ま、マミさん？ |
| ど、どうしたんですか、マミさん？ さっきから顔色が悪いですよ。 | |
| 巴マミ | （なに！？ なんで！？ なんで、私がマカロンが作れなかったことを知ってるの？！？） |
| 美樹さやか | ま、マミさん……。ほ、本当にどうしちゃったんですか？ 具合でも悪いんですか……？ |
| キュゥべえ | 本当だ。マミ、君はいわゆる「動揺」をしているようだけど、大丈夫かい？ |
| 巴マミ | （キュゥべえ！？ どうして美樹さんたちと一緒にいるの……あっ！？！） |
| キュゥべえ！？ さては、あなた。美樹さんたちにマカロンの失敗のこと、しゃべったわね！ | |
| キュゥべえ | ……なんのことだい？ |
| 巴マミ | ひどいわ、キュゥべえ！ 私がちょっと相手にしなかったからって、みんなに言わなくてもいいじゃない！ |
| キュゥべえ | ……すまないけど、マミ。どうやら君は何か誤解しているようだ。そして……。 |
| その誤解によって僕は何も影響を被らないが、今の状況からして君にはかなりの失言だと思うよ。 | |
| 巴マミ | し、失言？ ……って、あっ！？ |
| 美樹さやか・鹿目まどか | ま、マミさん……。 |
| 巴マミ | 美樹さん……。鹿目さん……。あ、あの、これは、その……。 |
| 美樹さやか・鹿目まどか | ほ、本当に、マカロン……。失敗してたんですね……。 |
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