クエスト 12-2 †
クリア前の会話 †
鹿目まどか | あの、さやかちゃん。上条くんの件なんだけど……。 |
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美樹さやか | えー?あー、そのことかぁ。どうかしたの? |
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鹿目まどか | あ、うん。わたしたちね、あの後もいろいろ考えてみたんだけど、 |
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次は集団デートに誘うとかどうかなって? |
美樹さやか | あー、ありがとう、まどか。そっか。まだ、いろいろ心配かけちゃってたか。 |
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だけど、もうそのことはいいんだ。 |
鹿目まどか | え?いいって……もしかして、 |
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上条くんへ告白すること、諦めちゃうの? |
美樹さやか | んんー、あきらめるとかそういう話じゃなくてさ…… |
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あたし自身もうまく言えないんだけど。 |
ただ今はまだ、恭介のことはもう少し落ち着いてからでも |
いいかなって思うんだ。 |
鹿目まどか | え?そ、そうなの? |
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美樹さやか | だから、いろいろ応援してくれて悪いんだけど……。本当にありがとう。 |
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気持ちはすっごく嬉しかったよ。 |
ついでみたいで悪いんだけど、マミさんたちにはうまく取り繕っておいてよ。 |
鹿目まどか | う、うん。 |
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わたし、よくわからないけど、さやかちゃんがそういうなら……。 |
クリア後の会話 †
美樹さやか | 恭介、また練習してるの?ずいぶん熱心だね。 |
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上条恭介 | さやか、来てたのか。……うん、少しでも勘を取り戻そうと思ってね。 |
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美樹さやか | 怪我が治ってからの恭介のギター、久しぶりに聴いたけど、やっぱり素敵だね。 |
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……あの頃と変わらない。 |
上条恭介 | あの頃? |
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美樹さやか | うん。まだふたりとも小さかった時。 |
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あたしが初めて恭介の演奏を聴いた時だよ。 |
感動したなあ。本当に感激したんだよ。 |
なんだか心が温かくなるっていうか、幸せな気分になったんだ。 |
気づいてる?恭介の演奏を聴いてるとき、みんな子供みたいな顔になるんだよ。 |
口を半開きにして、全身耳みたいにして聞き入って、 |
演奏が終わると、みんな涙を溜めて拍手するんだから。 |
上条恭介 | それは嬉しいけど、少し大げさじゃないかな? |
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美樹さやか | ううん!そんなことない。 |
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……だから、あたしね、恭介が怪我したとき、本当に悲しかった。 |
何の才能もない、夢もない、あたしじゃなくて、なんで恭介なんだろうって。 |
本当につらいのは恭介なのに、ね。あたし、あの頃から自分のことばかり考えてたよ……。 |
上条恭介 | さやか……。 |
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美樹さやか | でもね、素敵な友達に囲まれて、恭介の頑張ってる姿を見て、 |
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またギターの音色を聴けて気がつけたんだ。 |
こんな自分でも、あたしにしかできないことがあるんだって。 |
恭介のおかげだよ。ありがとう、恭介。 |
上条恭介 | さやか、さっきからどうかしたの? |
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本当はこっちが感謝するべきなのに、逆になってるよ。 |
美樹さやか | 今日のあたし、なんか変かな?はは、ごめんね。 |
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でも、これだけは言えるよ。あたしも、これからは恭介みたいに、自分にしかできないことをがんばる。 |
あたし、なんだかんだ言っても、恭介たちがいるこの街が好きだよ。そして、みんなの笑顔も好き。 |
あたし、その笑顔を見るだけで幸せ。……そして、守りたい。 |
美樹さやか | なーんか、変な雰囲気になっちゃったけど、 |
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あたしだって恭介に負けないくらいがんばるんだからね! |
上条恭介 | ……うん、よくわからないけど、元気なところがさやからしいよ、ハハハ。 |
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美樹さやか | ちょっと!ひとが真面目に言ってるのに。このバチあたりめ! |
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それじゃあ、練習の邪魔しちゃうから、あたしはもう行くね。 |
あんまり無理しちゃだめだよ。 |
恭介!日本に帰ってきたときは、誰よりも先に、 |
あたしにギターを聴かせてね!約束だよっ!! |
上条恭介 | うん。もちろん、そのつもりだよ。 |
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