クエスト 2-1-1

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クリア前の会話

暁美ほむら(朝。もう何回か繰り返した、同じ朝)
(私はまた、この学校に転校してきました)
(大切なあの人との、大切な約束を守るために)
???ほむら! おはようっ!
暁美ほむらえっ!? えっ!? わ、私?
美樹さやか朝、早いんだね。もうこの学校は慣れた?
暁美ほむらみ、美樹さん……。あ、あの、おはよう、ございます。
美樹さやかまーた、他人行儀だなぁ。クラスメートなんだし「さやか」でいいよ。
それとも、名前で呼ばれるといやとか?
暁美ほむらい、いえ。そんなことないです。ただあんまり名前で呼ばれたことがないから、ちょっと驚いちゃって……。
鹿目まどかおはよう、ほむらちゃん!
暁美ほむらあ、お、おはようございます。まど……、鹿目さん。
鹿目まどかわたしも「まどか」でいいのに。
だから、わたしもほむらちゃんって呼んでいいよね?
美樹さやかそうそう。まだ知り合って間もないけど、そんなこと気にしないでいこうよ。
あたしら同級生なんだしさ。あと、なんといっても……。
同じ魔法少女なんだから!
鹿目まどかちょっと、さやかちゃんっ 声が大きいよ。周りの人に聞こえちゃうよ。
美樹さやか大丈夫だよ。どうせ意味なんて分かんないって。
……それより、ほむら。キュゥべえからの呼び出しがあったよ。また魔女が見つかったみたい。
鹿目まどか放課後に、またみんなと集まろう。大丈夫だよね、ほむらちゃん?
暁美ほむらは、はい。わかりましたっ。

クリア後の会話

鹿目まどかうん、このケーキ美味しいっ。やっぱりマミさんの手作りケーキは最高ですね。
美樹さやかとくに、戦いが終わった後だから、あったかいお茶と甘いお菓子が格別だわっ。
巴マミみんなにも喜んでもらえて嬉しいわ。暁美さんも遠慮しないで、たくさん食べてちょうだい。
暁美ほむらはい。ありがとうございます。
(――契約をして、魔法少女となって何度目かの時間のやり直しをした)
(でも……)
巴マミでも、鹿目さんも美樹さんも、最近めっきり力をつけてきたわね。もう立派な戦力よ。
美樹さやか本当ですか? いやー、なんか照れるなあ。
鹿目まどかマミさんにそう言ってもらえると、お世辞でもすっごく嬉しいですっ。ありがとうございます。
巴マミお世辞じゃないわ。本当にふたりとも成長してる。暁美さんも加入してくれたし、先が楽しみだわ。
暁美ほむら……。
(――巴さんはこう言ってくれるけど私は自分がまだまだ足手まといだということはわかってる)
(まだ自分の魔法の扱い方もよくわからないし、戦いのたびにいまだに足がすくんでしまう)
(私はみんなと比べて、魔法少女になっても基礎体力がないみたいで、まともに援護もできないでいる)
(はっきりいってお荷物。だけど、そのことを巴さんをはじめ、ここにいるひとたちは誰も責めたりしない)
(とくに……)
鹿目まどかほむらちゃんのショートケーキも美味しそうだな。ねえ、ちょびっとだけもらってもいいかな?
暁美ほむらえ? ええ、もちろんです。よかったら、私の分は全部どうぞ。
鹿目まどか本当に! いいの?
暁美ほむら私なんて、戦闘中何もできないで見てるだけだし、こんな美味しいケーキを食べる資格なんてありませんから。
鹿目まどかそんなこと、気にすることないよ。わたしだって、最初はマミさんに守られて、何もできなかったもん。
だから、ほむらちゃんも焦らないで。きっとそのうち強くなれるよ。
暁美ほむら鹿目さん。……ありがとうございます。
(まどかは、この時間でも……、ううん、どの世界でも私に優しい)
(本当は、あなたを守らなくちゃいけないのだけど……しばらくこの言葉に甘えようって、つい思ってしまう)
(だって、この世界は……)
美樹さやかまどか~。あんた、ちょっと食べ過ぎじゃないの?
鹿目まどかうぅぅ。だって、マミさんのケーキ、すごく美味しいんだもん。
あーあ、マミさんはすごいなぁ。魔法少女としても強いし、お料理は上手で、そのうえキレイだし。
巴マミあら。褒めてもらって嬉しいけど、何も出ないわよ。
鹿目まどかわたし、マミさんのこと、本当に尊敬します。とくに、スタイルなんて抜群なんだもん!
美樹さやかうんうん。スタイルに関してはまったくその通りだわ。とくに、ここっ!
巴マミきゃっ! 美樹さん、ちょっとやだ。どこ、触ってるのっ!
美樹さやかうわっ、ホントにおっきい! さすが魔法少女の先輩ですね。あたし、尊敬しますっ。
巴マミそういうところは尊敬しなくていいのっ。もう!
暁美ほむら(……もう少しだけ、この世界では、みんなの言葉に甘えて、焦らずに強くなっていこうかなって思います……)

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